#11「ハンマー投げ希望ですか」
大学のレベルを知らないといけないと感じていた私は、陸上部に直接電話をかけ、練習を見学したい旨を伝える。
快く承諾してくださり、練習を見学しに行く。そこには、無駄な脂肪が一切なく、彫刻のようにスラリとした体型の選手が多くいた。大学レベルの身体作りに圧倒された。
見学をしに来ただけであったが、部員の方々に挨拶をする機会をいただく。
「関口と申します。5000mは、、、走ったことがありません!」
部員の目の前には、5000mを走ったことがないと言う横に大きい男が立っている。
“投擲選手じゃないか”
私はそう思ってるであろう視線を全員から浴びた。
次の話へ:#12「反乱因子」