偏差値38の長距離未経験者が中央大学主将として箱根駅伝を走る物語

エリートのみが集まる世界に、凡人が飛び込む

#エピローグ「襷」

最後まで読んでくださった読者のみなさんありがとうございました。

自分の経験を伝えることができてよかったです。

最初の方にも書いてありますが、僕は箱根駅伝に出ている選手に憧れて箱根駅伝を目指し始めました。箱根駅伝を目指す過程は苦しいことの方が多かったですが、様々なことを経験し、学ぶことができました。かけがえのない仲間にも出会うことができました。

勉強以外の全てを犠牲にした受験期であったり、大学の部活では死にかけた経験もあります。全ては箱根駅伝に出たいという思いがエネルギーとなり頑張った結果だと感じています。

正直、箱根駅伝が終わってしまったらどうなってしまうんだろう、人生のやる気も無くなってしまうのではないかと思ってしまうほどでした。

でも、そんなことはなかったです。

確かに箱根駅伝は自分の人生を左右するほどの大きい目標でした。ですが、ひとつの目標に向かって、自分の最大限を出す楽しさを知って、また何かに挑戦したいと思えるようになりました。

やりたいことに対して自分はこれだけのエネルギーを出すことができる、大きい目標に向かうためには何かを犠牲にしないといけない。その感覚を得ることができました。

大学生は人生の夏休みだったと言い、社会人であることを悲観している人を見て、だったら学生時代は死ぬほど頑張ってみよう、大学生は人生の夏合宿であったと言えたら、社会人になっても楽しめるのではないかと考えていました。

まだ社会人になっていないので分からないですが、大きな目標に向かって頑張れた感覚は活きてくるのかなと思います。

僕がそうであったように、今度は僕や中山の姿を見て1人でも多くの人が箱根駅伝を目指してくれたら嬉しいです。もちろん箱根駅伝でなくてもいいです。遊んでもいいです。同じ遊ぶでも、なんとなく遊ぶのではなく、人脈を広げるために遊びまくるとかだったら箱根駅伝を目指すよりも得られるものが大きいかもしれないです。

とにかく目標を決めて突っ走ってほしいなと思います。

「自分の経験を襷として未来へ繋ぐ」

クサいですね。

 

ちなみにブログはこれからも書き続けます。